「AMP」とは「Accelerated Mobile Pages」の頭文字を取ったもので、簡単に言えばモバイルなどで表示を高速化するためのものです。
本格的な収益化を目指してサイトを作ったことがある方は聞いたこともあるでしょう。
1人1台以上スマホを持つ時代です。
当然ながら導入していくほうが良いシステムと言えるはず。
今回はそんな「AMP」の重要性と、個人的に感じたことをお伝えしていきます。
AMPは本当に必要なのか?
結論=私にとっては、必要は有りません。
実際のところ、Googleなどの側からすれば利用するのが理想なのは分かります。
ですがただの個人利用者として言わせて貰うならば、正直設定が細かいというか、厳しすぎるからです。
なぜかというと、こちらがどうしようも無い部分でさえ指摘され、エラーとして表示されてしまうから。
WordPressを利用する多くの人にとって、Googleサーチコンソールはとても身近な存在でしょう。
これがサイトを運営している中で、ある日突然エラーを知らせてきたらどうしますか。
アクセスアップをはかりたいなら、できるだけエラーを失くすために試行錯誤する人が多いはず。
少なくとも私はそうです。
エラーが有るだけでムキになって原因を探しに行ってしまいます。
反対に、良好なページと表示されているだけで、たいしたアクセスがなくても嬉しくなってしまいます。
今回はその中でも私がAMPページを使わないと決断した事例をひとつご紹介です。
このエラー、私では直せません!
「AMP HTML タグの属性で指定されたレイアウトが無効です。」
これが私の場合、何度も表示されていました。
原因を探ると、どうやらこの時は画像にサイズ指定が無かったから、エラーが起きてしまったようです。
正直とても困りました。
なぜかというと、それはアフィリエイト用の支給された画像だったからです。
基本的にアフィリエイト用のURLというのは、いかなる改変も禁止されています。
URLを短縮などもそうですが、画像サイズの変更などもそれにあたります。
ここでもし、無理にAMP用にしようと画像サイズを原寸大のまま指定したとしましょう。
これでも見方によっては、画像サイズを故意に変更したと取られ、アフィリエイトの成果が出ない可能性があります。
そもそも何のために画像付きのリンクを支給されているのか。
その画像が商品を表すのに最適だからというのが一番の理由ではないでしょうか。
一応、対処法としては
- AMP対応アフィリリンクを使用する
- 画像は自分で用意して、URLだけアフィリリンクを利用する
などがあります。
が、私の場合は「THE THOR」のタグ管理機能で、画像つきアフィリリンクを利用したものでした。
紹介しているその商品は、AMPリンクの生成されないところでしかアフィリエイトがありません。
正直入れ替えも面倒ですし、画像の調達もどうすればいいか分からないので、とても悩みました。
その結果、AMPページの利用をなくそうと思い至ったわけです。
AMP用のリンクが無い、画像も無いのだから、直せなくても仕方ありませんよね。
エラーの原因は人によって変わってくる
サービスによっては予めAMP用のリンクが生成される場合もあります。
例えば「楽天市場」で自分が買った履歴やお気に入りを利用できて便利な「楽天アフィリエイト」なら、オプションでAMP用のリンクを生成することが可能です。
その人に起きるエラーがどんなものか私にはわかりませんし、同じように「改変不可」の場所であれば当然ながら、エラーを消すことは不可能になります。
なので結局、私はAMPページは重視するべきでは無いという結論に至りました。
ちなみに現在利用しているテーマ「THE THOR」は完全レスポンシブ、AMPページ対応という部分も売りのもの。
幸いなのは、私がAMPではなく、お問い合わせなどのプラグインが必要なくなるという点を重視して購入したことです。
AMPページを重視する方にとっても良いものですが、アフィリエイトをする場合、AMP画像リンクを生成できるところでなければ、当分は「文字のみ」で対応するしかないでしょう。
表示時間はどう変わるのか
現在このサイトをGoogleの「PageSpeed Insights」で計測してみたところ、デスクトップでは95点のスコアを叩き出しましたが、携帯電話に至っては47点という結果でした。
これをAMP利用ありの設定にしてみると、97点/52点と少しだけ上昇。
とはいえ劇的な変化ではありません。
本来ならば20回くらい計測して平均値のほうがわかりやすいかと思いますが、結局この程度なら私にとっては正直誤差です。
20点くらい上昇するようであれば利用も考慮しますが、5点…。
ならいっそ、AMP利用やめても問題ありませんよね!
確かに、実際一瞬で表示されるようなページでないと離脱率が上がるといった説があるのは事実です。
数秒遅いだけで何十%離脱率が高い、とかなんとか。
でもですよ。
ナントカの公式サイト、とかを表示するとき何十秒時間かかってるねん、ってくらい遅いヤツありますよね。公式だから見るだろって、たかくくってんじゃねーぞと思ったのは内緒です。
むしろインターネット使ってる時は電話が使えない時代からWEBページ見てる私には、数秒くらい待てよと思う部分もあるわけです。なんやねん◯ミリ秒遅いとかwww
私の愚痴はどうでもいいですが、AMPを利用したからといって、劇的にスコアが上がるということは無いようです。
それよりも例えばテーマを変えたり、画像の圧縮や動的な部分を減らすなど、工夫のしようによって変わっていくのではないでしょうか。
まとめ
ほとんど愚痴のようになってしまった気はしますが、私の体験談として、AMPを使わないという選択肢もあるのだと言うことがお伝え出来たかと思います。
もしあなたのサイトで同じようなエラーが出てしまった場合、どう対処するのか。
私のサイトではAMP利用で劇的にスコアが上がることは有りませんでしたが、全ての方がそうだとは言い切れません。
同じようにアフィリエイトの画像でAMPエラーが出てしまったら、その時どうするかはあなた次第です。
・AMPページは利用しなくてもあまり速度は変わらない
・画像つきアフィリエイトリンクでエラーが出ている場合もある
・正直、表示速度1秒も5秒も誤差!!!!!
パソコンページでさえスコアが低いという方は、テーマの変更で劇的に変わる可能性があります。
私の場合、無料テーマとの差は案外そこにあるのかも知れないというくらい、何もせずに上がりました。
入れているプラグインによって重くなっている場合もあるので、こちらの「THE THOR」のように利用するプラグインを減らせるテーマはとてもオススメ。
初期投資でずっとアップグレードされていくので、使えば使うほどお得です。