2歳を過ぎた頃からAmazonのキッズタブレットを利用して来て、現在6歳になった息子氏。
暇があれば「タブレットして良い?」と言うくらいには馴染んだ存在なのですが、やはり良い部分もあれば悪い部分もそれなりにあるもの。
そんな我が家にとってのキッズタブレットとこれからの利用について、メモなどを兼ねて少し書いていこうと思います。
4年間続けた結果
端的に結論を出してしまうと、我が家にとっては「それなり」に効果はあったと言えます。
なぜなら息子はこちらが言わなくても身につけた部分が少なからずあるからです。
- いつのまにかアルファベットが読み書き出来るようになった
- 九九の簡単なものなら出来るようになった
- 将棋、謎解きなど頭を使う遊びに興味を持った
とは言え、国語系の力は正直あまり伸びていません。
もう少し本にも興味を持って読んで欲しいと思うのですが、そこは本人の興味の関係もあるのか、割と難しい印象でした。
ここがダメ?!AmazonKidsタブレットの残念な点
はっきり言って、AmazonKidsタブレットのアプリでまともに勉強ができるアプリはほぼありません。
それどころか端末の問題か、Kidsプラスアプリとの相性なのか、起動さえまともにしないアプリもそれなりに有ります。
他には、何をさせたいのかわからないようなアプリ、英語だけの怪しいアプリも多々あり、正直設定で非表示にしたアプリの方が多いくらいです。
また、年齢制限や時間の制限などもかけられますが、一時停止などの操作が一々ペアレントダッシュボードを開かなくてはできない。
なのにペアレントダッシュボードへのアクセスが一筋縄ではいかないのです。
直接アクセスするページがAmazonのメニューなどには無く、キッズプラスやペアレントダッシュボードでweb検索からの、キッズプラス詳細ページからリンクを辿ると言う手順。
そこからブックマークしても、ブラウザを立ち上げてブックマークを開くという作業は残るわけです。
そこから場合によってはAmazonへのログイン作業も挟んで、やっと一時停止しても、1〜2分は止まらない事がほとんど。
おかげで我が家では、夢中になりすぎてトイレに行かずお漏らしをする、という事案が度々発生する事になり、1時間ごとに使えなくなる仕様での運用となりました。
余談、我が家でAmazonKidsをやめようと思った出来事
ちなみに最近のKidsプラスアプリのアップデートで、Fireタブレットの親モード、と言うか普通のタブレットモードの時に、簡単にアプリを非表示にできていた機能が使えなくなっていました。
私の探し方の問題かもしれませんが、現在はアプリを起動してパスワードを入力後、年齢制限を撤廃したあとコンテンツを表示して、フィルターをかけて検索、共有/非表示で切り替えと言う手間があります。
それだけならともかく、アプリの数が多い(しかも似たようなものも多い)、Fireタブレット、iOSなど端末によって使えるアプリがバラバラ。
怪しいアプリをしていた→怪しいアプリは非表示にした→どこからか発掘した怪しいアプリをしていた→非表示に(ry
こんな連鎖が起きて、最終的に「全部一旦非表示にする→使えるアプリだけ再表示する」といった、正直残念な結果にもなっていました。
ここが良い!!AmazonKidsタブレットのよかった点
我が家ではアプリ課金ではなく、Fireタブレットと一緒に注文する年間プラン(確か最初は2年だったかな?)から利用を始めました。
我が家に当時タブレット端末は無く、iPhoneとAndroid、PCがありました。
流石に私たちのiPhoneなどで利用はできなかったため、手頃な価格のFireタブレットとのセットでの購入です。
その場合は保護ケースが付いてくるのですが、この保護ケース、少し入れにくくてゴツめなものの、ゴツさのわりに軽くて丈夫です。
雑に使うことも多かった我が家ですが、ほとんど傷も付いていません。
また、これは結構丁寧に使っていた部分でしたが、一年近く経った頃に充電ができなくなってしまい、保証期間内だったため無償で交換してもらう事ができました。
なかなかに保証としては手厚い方だと思います。
また、息子自身はあまり使っていないものの、電子書籍の量がなかなかに多いのも魅力です。
私の方が楽しんでしまうくらい、これは良い部分だと思いました。
本好きのお子さんはこちらの利用だけでも良いのではと思うくらいに多彩で、図鑑から児童書、絵本、歴史の偉人などといったラインナップです。
我が家では判断がつきにくい部分も…
Amazonといえばプライムビデオを思い浮かべる方も少なからず居られることでしょう。
我が家でも一応、Kidsプラスを利用するにあたって、ついでにプライムにも加入していました、
※AmazonKidsプラスとプライムは別課金で、Kidsプラスのみだと年間約1万円弱ですが、プライム会員だと約半額で、プライム会費+プライム会員のKidsプラス会費=Kidsプラスのみ会費と言う計算です。
ですが、Kidsプラスに入ってもプライム会員になったと言うわけでは無いので注意。
どうせならプライム会員だと特典が利用できた方がいいと思うので、利用を考えている方はプライム会員登録してからKidsプラスを利用する方がお得かもしれません。
ですがKidsプラスアプリ上でプライムビデオを利用できるわけではないので、お出かけ時などにビデオをみせたい場合などには、通常のタブレットモードにしてからプライムビデオアプリを利用する必要があり、少々使い勝手は悪いです。
それにKidsプラスアプリ上でみられる動画もピンキリで、再生などの基本的な操作はできるものの、一度閉じてしまうとまた最初からになるなど、少々子ども向けとは言いがたい仕様。
せめて同じところから再生ができればいいんですけどね。
まとめ
我が家では4年間AmazonKidsタブレットを利用して来ました。
- 簡単な文字の読み書きや計算までならある程度期待できる
- 節々で使い勝手の悪さが目立つ
- 価格は安価(年間1万円弱)
- 英語のみのものや怪しいアプリ、動画も多々ある
- おもちゃとして、または小学生の間の電子書籍サブスクとしてはそれなりに有用
- 動画はタブレットモードに切り替えてプライムビデオを使う方が勝手がいい
結論としては、幼稚園/保育園の間に遊ばせる、〜小学生の間くらいで時間制限だけつけて自由なジャンルで本を読ませたいと言う方には手頃な価格で良い商品と言えるでしょう。
端末も安価でケースも丈夫、子ども向けに渡しても良いと思えるものだと思います。
ですが、勉強を目的にするには向かず、専門のタブレット学習の利用やアプリへの個別課金の方が効果が期待できる、もしくは安上がりです。
最近はタブレットも比較的安価で手が出しやすくなりましたし、お子さんの年齢に合わせてサービスを利用していきたいですね。